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私は、荷物をまとめるなり、今回の案件についてメールで一斉送信した。

私達はあまり顔を合わせて仕事の話をすることはない。
空と光が独自に改造したPCと、それに連動するイヤホン式の音声入力装置で仕事の相談をする。
これは、一般のネットワークとはつながらず、ハッキング出来ない。
PCの立ち上げには指紋認証システム、及び3Dカメラ認証システムで本人の顔の一致、及び背景に映る映像が記録される。
イヤホン式音声入力装置は、声でロックを解除しなければならない。
微妙な差を感知するため、たとえ双子の声であろうとロックを外せないらしい。
そして便利なことに、PC入力された文字も音声化されて聞こえるため仕事には欠かせないアイテムだ。

カラスどもが街の至るところに仕掛けた、我々をつぶすための監視カメラや盗聴器…
そんなものにおびえているわけにはいかない。
全く、まるでイタチごっこだ…。

私はPCをスーツケースにしまい、イヤホンに切り替えた。
返信が次々に来るのが見ていて疲れるからだ。

空:『そんな依頼がくるなんてなぁ。』
野:『マスターって一体どっから依頼とか案件拾ってくるんですかねぇー?w』
光:『この依頼に乗っかるのは自爆だな。』
野:『えーっ、私は後方サポートしますょ!』
光:『野乃花も死亡フラグ。』
空:『いやいや、内部潜入は瑠宇の仕事だけどさ、みんなでやる仕事なんだからね?』
野:『そうだ!そうだぁ~www』
奏:『なにこれ、楽しそうだねぇー?一致団結!みたいなぁ~?ww』
野:『はい!一致団結の会です!』
椿:『野乃ちゃん、ちょっとずれてるからね?』
奏:『みんな揃ってヘレンローゼカッツェ!そうだろう?』
光:『猫って呼ばれてんの、瑠宇だけだがな。』
愁:『一理有…。』
椿:『いや、愁は乗っかるとこ違うから!』
空:『まぁ、取り合えず潜入先からいつも通り報告してくれ。』
瑠:『わかった。明日から仕事が片付くまで桜条家にいることになるが、よろしく頼む。』
椿:『後で、暗殺に使えそうな薬調合して持ってくから!ついでに暗殺ペンも…w』
瑠:『助かります。』
空:『桜条家については今、光に調べてもらってるから。』
奏『武器はどうするつもりだ?』
瑠:『短剣として、194型スぺツナズ・ナイフとα型ソードブレイカー、後は銃ですが、持ち運びやすいベレッタ92を。』
奏:『相変わらずベーシックだねぇ。俺ならもっと冒険するけどw』
空:『奏汰はそろそろ顔が割れそうだから、弾が足りなくなったら愁を経由して調達お願いね。』
瑠:『お願いします。』
愁:『了解です。』
奏:『僕の活躍が素晴らしいってことだねwわぁーいwww』
野:『そうなんですか~?』
椿:『いや、野乃ちゃん。藤堂があほ過ぎて顔が世間にバレ始めたって話だよ。』
奏:『まぁ、ピンチになったらよんでねぇー!愁君と僕が助けに行くよ!そして、僕はやっぱりヒーロー‼』
椿:『愁、仕事の締めに藤堂の目、片方なら打ち抜いていいぞ。』
愁:『了解です。』
奏:『えっ、ちょっ、椿さんこわーい!てか、隣で愁がライフル手入れしてるの!ほんと怖いから!』
野:『藤堂さん、ビビりですねw』
空:『あー、野乃ちゃんに言われちゃったね。』
愁:『Cx4/Mx4ストームです。』
空:『うわぁー、最近愁が一番お気に入りのやつだぁw』
愁:『…ふふっ。』
瑠:『あの、皆さん。明日からお願いしますね?』
空:『おう、安心して行ってらっしゃい!』

みんな、いつも通りだ。
何となく、平常心を保てるのは彼らのおかげだろう。

ヘレンローゼカッツェ…
それが私の家だ。

ここにまた、帰ってくる。絶対に。


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